皮留久佐乃皮斯米之刀斯
山塚愛


守護、天使。東から陽子が差してくる。
宇宙、素粒子。静謐な数学が始まる。
絶対、相対。善悪の幽体みたい。
かたい、らたい、パウロ、
仏、かくかたりきが、かたくりこ。
あくび、しゃっくり、どもりが、
いっせいに妬かれた、ししゃもども。
南は、ちへいせんから、
北は、すいへんせんから、
舟は、ウカベタヒトが櫓を漕ぎ光里となる。
堕天使、ユピテルから、電子が降る感じ。
漢字、ひらがな、万葉仮名。男、女。
皮留久佐乃皮斯米之刀斯
音がみえる、色がきこえる。凡庸。
五臓六腑、御霊降りまくる。腑に落ちれ。
脳に落ちぬ心。全霊に誓ったったれ。
出エジプト記、脳から出る心はレビの子ら。
創世記、レアの子がレビなんです。
民数記、汝、何時、何時間も、むかしのはだし。
ゆれてしまう、誤字れてすまう、すまうことなかれ。
なかれーの悲劇。かれは喜劇王。チャップ。
リン。遺体から抜け出したきみが雨の日の夜に
雨水と反応して光る現象は一般的な人魂説なかれ。
意富比垝(おほひこ)、乎獲居(をわけ)、
当字、熟字訓、草書。男なれ女なれ。
はるくさのはじめのとし、めるくまる。。


自由詩 皮留久佐乃皮斯米之刀斯 Copyright 山塚愛 2018-07-05 12:54:31
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