ミナト 螢

僕のいちにちが始まる朝に
必ず見上げる景色があった
あの屋根よりも遠くへ行きたい
あの緑よりも光を浴びたい

夏を急がない透明なプール
その柔らかな水面は映らず
騙し絵のような空に鍵をかけ
身動きをしたら鳥が飛び立つ


自由詩Copyright ミナト 螢 2018-06-30 18:53:06
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