バラ色の夢
藤鈴呼


妄想の中の幸福は形が丸く色は薔薇色?
薔薇色と言っても色々あるよなぁと思えば
考えるのが面倒になって 

もうそのことから幸福を一つまみ
外側に放り投げてしまっているような気がするから 

じっくりと花言葉の本を開いて重ねて
押し花にした本の行方を
また思い出してみたりする

幸福に表情があるとするならば
笑っていて欲しいのだけれど、

それは爆笑ではなくて
皺が隠れるくらいの微笑であったりする印象 
だけど
嗚呼違うなって思い返してみる 

だって 
倖せを求める人間たちを眺めているのだから
微笑そのものだけじゃあ 
生きらんないんじゃあ ないかなって。

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自由詩 バラ色の夢 Copyright 藤鈴呼 2018-06-29 11:23:17
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