まろん
藤鈴呼


クルクルと
何処までも
何時までも
終わらぬ螺旋階段を
永遠に 昇り続ける
そんなプレッシャーに阻まれて
そんなのはプライドが許さないと
何時の間にか叫んでた
時の間に間に
あなたが くねこねこねた
モンブラン

もんぶらんって
何処かしら
もぐらみたいな名前だから
あたし 大っ嫌いって叫んだら
途端に頬を叩かれた
トタンもビックラこいた
なんてことはなくて
ただ ただ
食べ過ぎると
飽きるのねって
それだけ

何度 観ても
語り合っても
見詰めても
言葉に詰まっても
心が詰まっても
お掃除してくれる
心が 二つ
寄り添って いればこそ

モンブラン
くり、の文字に目が入って
思わず選んだのは
まるっこい ケーキではなくて
長四角の
まるで あなたみたいに
スマートな形の 
ケーキでした

甘いかな
あまいよね
きっと

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自由詩 まろん Copyright 藤鈴呼 2018-06-28 10:23:05
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