耳鳴り
ミナト 螢

出口の側で
渋滞したまま
高音の列が
信号無視する

環状線を
走らせる車の
クラクションが
すれ違う間は

空気に酔って
五分という
思い出を
作れない


自由詩 耳鳴り Copyright ミナト 螢 2018-06-22 20:44:57
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