いっしょくた
藤沢



何度絶望の朝を迎えても
つまらないと言いながらも
夕方のサイレンが鳴るの。
夜が長いせいで朝を迎えても
なんだか嬉しくも無いの何も無いの。
夢中で切った使い捨てカメラのシャッター。
現像に出す前にいつも恥ずかしい写真
撮って宝箱に仕舞ってしまうから。
何も無かった事にしよう。
出会わなかった事にしよう。
夢の中の雑踏ですれ違ったくらいの
たわいもない話さえも出来ない関係に戻ろう。
最後が喧嘩別れじゃないのが寂しいね。

悪口が言いたい
なのに私の周りはどうも正しい。
間違ったこと言ってる奴
勘違いしてる奴
頭ごなしに全否定して
世界で一番偉い人になったかのような孤独を味わいたい。

間違ってないのに傷つけることになっちゃう。

本の帯 破って捨てた。
お前の脳味噌に侵食されてたまるか。
君の 感動作 は浅い。

芥川龍之介の 芥 がゴミって意味らしくて
そんなこと考えてたのって思ったけど
本名らしくて
貴方を決めつけてごめんなさい。

体温を測ってあげる。
貴方次第で私が軽くなる。

予言は基本当たんない。
占いに行ったって元彼の悪口ばかり。
人の一生は愛されるか愛されないかで決まるっぽい。

試験 諦めます
でエゴサーチして仲間を探す今日と明日。
社会に向かないプライドの高さと自信の無さ。
資格も経験も無いです
ではなく
私には資格が無くて 価値も無い。
嘘で塗り固めて 嘘に甘やかされて虚無。


自由詩 いっしょくた Copyright 藤沢 2018-06-06 19:33:36
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