そのあと 溶けれたなら
KQ




静まるベット 無機質な部屋で
朝も夜も関係のない1日

しばらくして起きたきみは

ふれているのに とおいの

とつぶやいた

僕はわかるよと 返しておいた

きみ のナカに入りたい と
心臓を強く押して入り込んでこようとする
きみ が可笑しくて
僕も きみ のナカに 入りたいと言った


中に、
中に、
中に入るのは
中に挿れる ではなくて
その、
そんな意味では、
ないんだよ


と思いながら強く心臓にぐっと
入り込んでこようとする きみを
ぐーーーっとだきしめた

いますこし 入ったねと
まんぞくそうに わらうから
たましいをすこし わけあえた気がした

そのあと、溶けれたなら





自由詩 そのあと 溶けれたなら Copyright KQ 2018-05-25 00:08:22
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