さくらと梅酒
KQ



ゆらゆら舞う はなびら ひとつ
音を立てて溶けるグラスの氷 ふたつ


いそぎすぎて ひとつ汗を拭う
グラスの汗を指でなぞって ふたつの指がふれる


始まりの合図の さくらと
飲み終えた合図の 梅酒


まるで別世界が 同じ1日の終わりをつげる




自由詩 さくらと梅酒 Copyright KQ 2018-05-24 23:34:15
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