お膝に大福 お尻にマカロン
KQ




ふわふわしている きみ と
ふわふわしていない ぼくが
同じ にんげん であることが
ふとふしぎになるので
ぼくとは異なる きみ という にんげん を
観察してみようとおもう



その1
きみ は女の子である


その2
きみ は大きな耳がぴょこんとでている


その3
きみ はお布団のまほうつかいである


その4
きみ はとてもやさしい



こんなことは あげればきりがないのだけれど

実は きみ のお膝には
やわらかい2つの大福がくっついていたり、
ある日にはおしりにマカロンをひっつけていたり、
エビといっしょに寝ていたり、
とつぜん ねこになってしまったり、
布団の中にたくさんのおやつを隠していたり
、、、


たとえばぼくがやってられるかー!と
あばれたとしたら
きみ はふざけるなー!とカナブンを
ぶんなげてくるような女の子なのである



よくわからないことばかりで
ぐるぐるまわる、まわる



やっぱり同じ にんげん なのかなと
おもってしまうことがよくあるけど


いちたすいちは に と きみ は言った
ぼくも 1+1=2 だと言った


かなしいねって ふたりでわらった




おなじにんげん だとおもった



自由詩 お膝に大福 お尻にマカロン Copyright KQ 2018-05-24 17:05:42
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