鎌倉日和
服部 剛

晴れた日の鎌倉は
緑の木々の間に立つ
お墓さえ
明るく見える

あの日、体を脱いだ君は
いつから
若葉にそよぐ
風になったろうか

何処かで鳥が鳴いている
それは円い空から
鎌倉の道を往く者への
小さな合図

――あなたに宿る
  方位磁針の指すほうへ  








自由詩 鎌倉日和 Copyright 服部 剛 2018-05-23 23:59:54縦
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