仄桃
藤鈴呼


少しずつ 近付いて来る
大切な季節は
楽しみに しているのは
雪でもなく
撒き散らされた 愛でもなく
あなたでした

ふらふらと彷徨う町に
イルミネーション
色合いが青いからと
ブルーな心の言い訳を
重ねて 重ねて
この雪のように
どっかりと 積もった
哀しい気持ちを
払拭して くれるかのような
仄かな 桃色が差した頬が
一番 綺麗ね

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自由詩 仄桃 Copyright 藤鈴呼 2018-05-22 12:20:38
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