進行方向
藤鈴呼


手が凍えると
少しでも 温めようとして
両手をこすりあわせる

身体が凍えた時に
おしくらまんじゅうをした
子供時代を思い出す

足が震えたら
地団駄を踏んでみる
足元の氷が割れて
道が顔を出す

これが進行方向
そう信じて歩行する
芳香 大好きな曲
その全てが
楽しく リフレインし始めて

終に 笑顔が隠せぬ程
幸せな気分に包まれる
そんな季節感が イイ

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自由詩 進行方向 Copyright 藤鈴呼 2018-05-20 10:04:11
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