ねむり姫のうた
梅昆布茶

かろやかに壊れゆく春の記憶は

描かれた風景に変換されて

消えてゆく

ひそやかな時はうつりゆき
しろい指のかたちだけがのこる

春が終わってまた誰かの消息をたずねる

夏が終わるまでに

ねむり姫に伝えよう

















自由詩 ねむり姫のうた Copyright 梅昆布茶 2018-05-20 09:26:48
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