SPEED
こたきひろし

その体開いて見せて欲望は卑猥のるつぼアクセルを踏む
手の先の指が与える調べなり悲しいほどに君潤いて
待っていた女の体に気づけずに語る愛など役に立たない
恋情の底無し沼のぬかるみに足をとられて喪うものは
約束を交わさぬままに夜かさね気づけばそこは無限の沼に


短歌 SPEED Copyright こたきひろし 2018-05-14 06:06:21
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