夜の光
水宮うみ

この胸に孤独があって良かった。
もしなかったら、人の寂しさに共感することができないだろう。
誰かのために戦うことができないだろう。

この心に孤独があって良かった。
もしなかったら、僕はいつまでも借り物の言葉ばかりを吐き続けていただろう。
詩を書くようになんかならなかっただろう。

孤独は目には見えない光を放つ。
その光たちが、僕たちの夜を彩ってくれているような、そんな気がするのだ。


自由詩 夜の光 Copyright 水宮うみ 2018-05-12 21:13:49
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