眠れない夜の哲文
暁い夕日

眠れぬ夜だ
さぁ、始めようか
まぁ、おかけなさい
喉が渇いた
夜を飲めば
余計に渇く
笑える。
薬は飲んだか?

完全なる前向きとは
死を否定して生きる事だ
疑ってはならない
この俺は細胞が
太宰を辿ろうとしている
全く笑える
一線を超えなくたって
犯罪者になれるんだぜ
悪魔が脳神経を
やさしく撫でる
ただそれだけで。
思ったより簡単だったなぁ。
眠れない夜だ
明けない気分だ
それがいけないなどとは、
誰が決めた?
ループ、、、、
ちゃんと口に出して
愛してるって言えよ、お前
解んないんだよ
眠れない
トンネルを逝ったりキタりだ
ループ、、、
存在理由は濁り水の中だ
いや、嘘ついた
存在理由なんてものはない
それが答えだ!
ただ、
ちゃんと口に出して
愛してるって言えば
それだけでよかったんだ
ループ、、
枕元のペンダントスタンドの
灯が友達
照らされる活字達が
恋人かなあ?
ループ、
明けてきたな
日が差してきた
太陽が闇を隠す
でも、俺は騙されない
ちゃんと見えてるぜ
昼間の星達が
なんせ太宰が細胞化してるからな
俺は、今日も
眠れない
嘘。
眠らない







自由詩 眠れない夜の哲文 Copyright 暁い夕日 2018-05-12 05:21:56
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