RE:FREEDOM RAIN
おっぱでちゅっぱ。


海鳴りが微笑み、伝えているので。
風、光、波、を、あそばせています。
る。ふ、らん。
る。ふ、らん。

瑠璃色にかわっていくのかしら。
遠い。は、近いのかもしれません。


となり合う浜辺に
砂を馴らして、
目で追う海猫の、
しろい羽根をひとつください。

のばした掌が触れました。

(あたし、うれし、い。)

太陽の、柔らかな真夏にて。
瑠璃色のきおく、に、羽根つけて。
輝きは、こころ近くせつない真夏によせて、
潤すまでの、空間に雨は、
降らせないままが良いのです。

圏外と圏内の行き来する夕刻まで、
まぶたをとじていたくて。

(ゆめの、いきもの、そらとぶくじら)

ゆうら。と、波打ちのつながるところ。
こころは、浮遊を好みました。

夕日のしずむ海のいろが、
おもいださせてくれます、

しずみきった、余韻から、
よるまでの空間の海鳴りが、
あたしを、ゆらしています。

星が見えてきます。
空が、群青色に境目なくなって、
のちに淡く、ながれて。
夜光虫と星が、ちょうど一対、鏡の海になります。

波打ち際で海から掬う星は、
空気にふれるときえそうでしたから、
ふいに飲み込んでしまいました。
青白い発光の、ゆうら。
感覚、夜には空をみてしまう。

(みえないだけ。いまは、みえない、だけ)

蒸発しよう。気化でつたえよう。
南方に向け、風。みえない、大切さ。
浸透で孵化の想いをつたえよう。

とらわれていても、いいのです。
る、ふ、らん、
あめ、が、ふ、らん。
なんて、ことはないのです。
なみだ、ためこんでいますから。

すすりなく、海鳴りの、
風を空間に吹きゆらす、
すなを舞い上がらせる。

上は向いたままでいて、

星がひとつ、またひとつ。
光りとは言えないから、
輝きに流れた、あれは、氷。

(ぎーぎーふーって、あれかもしれない。)

この破片が、ぶつかり合い、
散らばって、できた、雨です。

うたれ続ける身体に、あなた居られる空間を。
つたう以外これは、なみだでした。

耳慣れの声で、伝えてきます。
耳許まで、流れ込みます。

離れていく浸透する砂までの。
一瞬の。ゆうら。を、拭い取り、含む。

瑠璃色は溢れだすから、流れ込みます。
浸透。一粒ずつから、きおく。
あの、夜光虫の声が。くりかえしていました。

(覚えているよ、わすれていたりしないから。)

風、光、波、が、包みます。
夜明けに向かわせています。

なきたいときには、
なきなさい、と。

海のいろが、あなたの色合いに似て、
瑠璃色になります。

るふらん。
る。ふ、らん。

海鳴りに、なみだ。
見つめるもの、
瑠璃色に、染まりきりました。


自由詩 RE:FREEDOM RAIN Copyright おっぱでちゅっぱ。 2018-05-12 00:37:51
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