永遠に眠れ
ミナト 螢

透明な傷に風が染みる時
思い浮かべたのはあなたでした

優しさと厳しさを使い分けて
同じ道は選べなかったけれど

あなたより私の幸せを今
祈ってしまう程に醜いよ

ボタンを押せば運命が決まる
テトリスのように消えてく痛みが
この目に見えたら気持ち良いのにね

離れてもずっと一緒だなんて
お守りを揺らした日々はいつか
繰り返す波の音を聞きながら
私を海まで走らせるだろう


自由詩 永遠に眠れ Copyright ミナト 螢 2018-05-05 13:45:09
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