南街のうた
梅昆布茶
皮肉をいわなければ死んでしまう貝があって
それはそれで良いだろう
まっすぐな誤解はいつも答弁を
許してはくれないから
せめて僕を許してくれないか
家を売らなければならないヤドカリ
韻を踏んでゆく世界
影法師がわらってる
幼いときのぼれなかった
ふるい梯子段
センチメンタルだけのメロディー
風化してゆくタペストリーに刺繍された
短いことばそれは表象
東大和の南街におき忘れた
級友に捧げることばもないが
自由詩
南街のうた
Copyright
梅昆布茶
2018-04-30 20:10:46