疑問符
ふるる

探すことに倦んだ僕を横たえる
腕をつかむ彼らが告げようと口をひらく理由は何だろう?
冷たい壁が生えている丘の向こうから

元気が出る歌とやらを試されている
いや吟味されている、いや選別されている
塀が続いている間は望みは薄く
そのバネを曲げたとして、君が知ることもないだろう
それとも
君はもともと君たちだったのか?

君たちの想いはやがてプラスチック片となり
ラベンダーは香るのをやめ

牧場、スカーフがとばされる風

走らずにはその飛行場に辿り着けないと知り
意外と多くのものを使う羽目になる、それがただちに起こる、
灰を引きずって痛みはおそらくない

切り倒された古木を寝床にする虫の群れ
意味はなくただ音楽のように流れ
それだけがあらわれては消え
表面だけで手前でやめる
大事を朽ちかけた鉄柵のようにほうっておいて
なぜ誰も動かず、怒りもせず、尋ねず、笑いもしないの?

そんな君の言葉が予言のように響く
飛行場には植木鉢がおそろしく沢山でさらにいい知らせ
桃色の軍服を着た少女たちが行進してくる





自由詩 疑問符 Copyright ふるる 2018-04-29 01:00:47
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