私の部屋にテレビが入れられると
彫刻家も入って来て
ショックだった
甘すぎる彫刻家に
肉を食わせて懐柔すれば
調子に乗って恋人の
シイちゃんまで連れて来て
いい詩に反対する

宇宙でタラちゃんを調理
している様な心境の私は
台所でルーを煮込んでいる
ママを覗き込んでから
シーツを手放せなくなって
シーツを抱いて寝る
彫刻家もシイちゃんも
寝入って仕舞った様だ