抗いの唱
藤鈴呼



あなたが いなくなった時
静かに 呟いた 一言が
忘れられない

あの人ならば 世の中を
変えてくれるような気が
していた

ただ 奇抜なダケじゃなくて
何か 凄いことを してくれる
そんな人だなって 見ていた

だけど 結局 人間だものね
こうやって いなくなって
しまうんだね

抗えぬ 大きな力に
閉じ込められそうになる
一瞬だった

貴女の青春時代
どんな楽曲が 幾つの痛みを癒して
心を やわらかく して来たのだろう

私には
想像することしか
出来ないけれど

これから生まれる 美しい世界を
出来る限り 共に
見定めて 生きたいと

強く 願う
心は 同じ
そう 信じて 行かなければね

耳の中で 踊る
良く知らぬ バラードが
胸を打つ度に

ことん と 一つずつの傷が
零れ落ちてくれれば
良いなあと 願う

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°


自由詩 抗いの唱 Copyright 藤鈴呼 2018-03-09 09:32:38
notebook Home 戻る  過去 未来