三角
藤鈴呼


膨らむ形に埋め込まれた視覚
影と道に挟まれた新たな縁
機械的な背景に
人道的見地を携えて
脇腹を抑えて走る
痛みも笑いもごた混ぜの
フラフープがくるりと巡る時
思い出すのはメリーゴーランド
たまには コーヒーカップでもい い
切っ先の鋭さばかりを
必死で隠し続けるように
ギザギザの メタメタの恐怖を
三角形で 覆い尽くした

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自由詩 三角 Copyright 藤鈴呼 2018-03-05 09:16:40
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