太陽君のブランコで
僕のスピードはいっきに上がったよ
そしてさっきようやく　帆を張り終わった
見た目はちょうどオアフ島ほどだけど
風を受ける面積はタスマニア島なみ!!
太陽君からそよ風しか来なくなってしまうまで
僕はこの大きな薄い帆を使うんだ


太陽系を飛び出す前に　もう一度
地球さん　君の手を借りるからね
思いっきりよく　僕を振り回して
とびっきりのさよならをしておくれ


僕はそこで見るもの感じるものを
一遍の短い詩にして綴るよ
あるいは波乱に満ちた小説にして
君に届けるよ　それが僕の　証し


太陽風のこの心地よさったら!
まずはそれをどう伝えようか　と
今　考えているところなんだ

即興ゴルゴンダのお題「陽採り」に投稿したものを改題。もちろんアーサー・C・クラークです

　　　　　　　　　　　　Kuri, Kipple : 2005.03.17