失題(6)
信天翁

君には とっくに 
わかってることだよ なぁ

脳髄が八丁味噌となって 
発酵し 腐敗しかけている ことを
空虚となった 胃袋のなかで

そぅだ 
老いは老いでも
北風に耐えてる
老木になりたい なぁ

公園広場の幼児を眺めながら
いっも そう 想う

 


自由詩 失題(6) Copyright 信天翁 2018-02-17 15:41:14縦
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