シャンデリア
草野大悟2

シャンデリア
                    空のにおいが
なないろの真珠になって
くもの糸にきらめく朝、
なつかしい音楽を
聴いた。

それは
くさむらから、
(あるいは天から
(あるいはおおくの人たちから
吹いてきた。

やがては消えさり、
そして、また生まれる
永久(とわ)の生命の波動とともに。


自由詩 シャンデリア Copyright 草野大悟2 2018-02-16 19:49:12縦
notebook Home 戻る  過去 未来