13年前のひろゆき
朝焼彩茜色
名前はひろゆき 漢字は知らない聞いたかもしれない
けれど 忘れた 苗字も知らない
スポーティなマフラーをいつもしていた
身長178センチくらいでAB型
煙草はマルメンだったかマルキンだったか・・
フィリップモリスの何かだったか
馨りも覚えていない
けれど ソフトパックな印象が残る
13年前の一瞬 小さな恋だった
けれど 私には彼氏がいたから 一線を越えようとも思わなかった
ちょっと好きになっただけ
ただそれだけのこと
覚えている会話は 貴方が映画を観ながら毎晩眠りにつくということ
私はくすっと笑った
小さな会話だけれど それしか覚えてないから
今となっては太陽の光を浴びた海の中を揺らめく
宝物
13年前の一瞬の一線を越えたらどうなっていたかなと
思うけれど
きっと今の主人が一番大切で全てだったから
ひろゆきとは結ばれなかったんだと悟るけれど
まだ夢にも出て来ない
分からないけれど 今も貴方を想っています
自由詩
13年前のひろゆき
Copyright
朝焼彩茜色
2018-02-16 00:36:59