涸渇
こたきひろし

詩の材料が見つからなくてここしばらくは書けないでいた
詩を投稿することで何かが起こる事をずっと期待していたが
何の変化もなくて詩の無力を感じない訳にはいかなかった

孤独感に苛まれる日常から抜け出したかった
詩にそれを求めても答えは空しかった

では何の為に自分は詩を書いてネットに投稿するのか
わからない
わからなくてさびしい

自分が存在する事の意味
それは
数学では解けない答案
詩をもってなにが充たされるだろう

詩の材料が見つからなくて
ここしばらくは何も書けないでいた


自由詩 涸渇 Copyright こたきひろし 2018-02-15 06:08:24
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