身悶えるほどのシンドウ
狩心

10個の約束があって
1個ぐらいしか守れない
人間そんなもんだ
100個の夢があって
1個ぐらいしか実現しない
世の中そんなもんだ
でもその1個は大事

本当に大切なものを見失ってはならない
判断を間違えてはならない
取り返しがつくのは夢の中だけだ
失敗は別にいい
ただその先に成功はあるか
何の未来も見えない失敗はただの失敗だ

ソウル
魂に従順であるか
自らを偽っていないか
負けてはならないものに
負けてはいないか
そんな自分でも生きていけると
平気な顔をしていないか
苦しんでいる自分に満足していないか
誰も君の不幸を願っちゃいない
みんなが幸せになれれば
それが一番いいと
みんな思ってる

だけど、一つの存在が存在する為には
沢山の存在を脅かさねばならない
その真理に悶えて葛藤し続けているか

この世の中は常に満員電車だ
次の駅まで軽く三万光年はある
死を持ってしても降りることなんか出来やしない
君の死体は吊革に引っ掛けられて
軽く三万光年は鑑賞される

死ぬ前に
心と体は綺麗にしたか
優しい顔を築き上げたか
自らの犯してきた罪を三万光年見られても
恥ずかしくはないか
恥ずかしい?
だったら今から全てさらけ出して生きろ

約束を破っても
夢に敗れても
いいけど、
まさか一番大切なものまで
失ってはいないよな?

ソウル
魂に従順であるか


自由詩 身悶えるほどのシンドウ Copyright 狩心 2018-01-21 19:12:56
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