草稿⑤
よーかん

第五章(小休止)

香取神宮でのデートがボクの中では
キミとの初デートで、

成田山は、なんていうか、
デートというより、
友達と待ち合わせだったから。

キミが紺色のショールマフラーを巻いて
柔らかいバックバックで、
スカートはもちろんはかないわけだけど、

女の子だって思えたよ。

ボクはその時、
キミとデートしたいなと、
思ったんだ。

だから、
またそうやって、
もうダイブたつのに、
年に何回かの電話のたびに、

周りの噂話で、
ボクの気をそらさないでおくれ。

ボクにはキミは素敵な思い出だから。

そしてまたボクは、
キミがいなくなったキミと、
ラーメンを食べいく約束してたりする。

ああ、あ。

ついでにギョーザも食べよかな。

オレにはオレの生き方ってあって、
となりのオジサンの哀愁とか大嫌いだから、

いつまでたってもコドモのままで、
いんだよオレは。

キミのいなくなったキミの前で、
ギョーザ醤油にひたして頬張る。

夜のニュータウンの公園の噴水。
あそこで飲んだチューハイが、
ボクの中では最高のお酒。

ゴメンな、
コドモのままで、
いつづけたいから、

オマエの心の支えになれない。

仕事はオレには暇つぶしだし。

子供はオレには、まず、無理な話。

そうだね。

キミはいつでも、
しっかりものだからさ。

ボクにはとっても、

悲しいんだよ。











自由詩 草稿⑤ Copyright よーかん 2018-01-21 00:31:06
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