Winter's Tale
颯太@

あぁ満月が雲に飲み込まれた夜
北風(よかぜ)に抱かれ君は震えていた
丘の上は少し狭そうだから
ここから想いの星でも待ってるよ...

澄ませば 心の 空までよく見える
意地を張ってる 2人は子供みたい

あぁ星達のハシャぐ声が聴こえて
とっさに浮かんだ願いに赤くなった

吐息は 2人の 温度をバラしてる
僕をみっけて 君も微笑ってる

この世界に生まれて 本当に良かったなぁ
闇も悲しみも いつまでも続かないさ

あぁ神様 僕らはぶきっちょだから
踏まえた筈なのに転けちゃう日があるよ

焦った 姿 オリオンも茶化すけど
見つめ返す 月が微笑ってる

この世界に生まれて 本当に良かったなぁ
笑みを空を舞う わた雪が増やしている
そっと涙こぼした 季節もあの場所だって
僕らの喜びを より一層輝かせる

あぁ満月が雲に飲み込まれた夜
北風(よかぜ)に抱かれ君は震えていたね
丘の上はやっぱり狭かったけど
重なった吐息も夜空も
綺麗だよ...




自由詩 Winter's Tale Copyright 颯太@ 2018-01-16 00:45:27
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