名前のない街で
空丸ゆらぎ・続

眠れない夜 朝を待っている
迎えに行くこともできない
反逆するエネルギーもない
ただ眠りたい
何も書き加えることはない

五つ目の駅で降りると決めていた
何も始まらないし何も終わらない
街並みに人々が映る
主語は世界を分断する
名前のない街で夜を迎える

一瞬が砕け散る
食べるものがある 休日もある
朝もある
それなのに 無理やり足りないものを拾ってきて
書き加えようとする

陽射しをてのひらにのせ
ファンタジーを待っている
陽が昇り陽が沈む これが現実だ
長いプロローグが夜に遮られるまで
この一行を使い果たす


自由詩 名前のない街で Copyright 空丸ゆらぎ・続 2018-01-13 12:48:37縦
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