クリスマス・イヴ
藤原絵理子

寒い夜 
今ごろ どうしてるかな
冷たい風でも吹いたら
諦められるのに

やさしかった
きみの指先
あたためてくれた
冷たい頬を

今でも あたしは
見知らぬ街角に
たたずんだまま

丘の上の教会の
鐘の音が聞こえる気がする
遠いあの日のように


自由詩 クリスマス・イヴ Copyright 藤原絵理子 2017-12-24 20:37:34
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