愛に、行くから。
秋葉竹

そのレモン。
絵画のようなフルーツにまじり
仏頂面でそこにいた。

寂しさの、
数だけレモンをかじっても
泣きはしないさ、酸っぱい顔する。

夜空には、
震える無数の星があり
地上に降りて遊びたがってる。

自転車を、
こいで風切り 純愛も
切っておくれよ 月 見て走った。

冷酒飲み、
焼き鳥イッポン食べた夜
トリビア的な話をしようか?



街あかり。
貴女を一晩 泣いて捜したのは、
クリスマスイブまであと3日だった。



その聖夜、
あなたの声を聞きたくて、
覆したい この世のすべてを。

ねー昔、
真っ赤なマフラーしてたよね、
一緒に歩くの恥ずかしかったよ。

青空が、
大好きだって言ってたね、
会社を、サボって遊びに行こうか。

ねぇあなた、
私のものでいいのよね、
忘れられない『いいのよ』口グセ

たった今、
私のあなたがいてくれたなら、
こんなに落ち込むこともないのに。

ねー夜空、
教えてくれた星座どれ、
あのひとが創った2人のレモン座。



私はあなたをもう持てない、
想い続けて想い続けて、もう待てないのよ。
私はあなたをもう待てない、
どれだけ離れても、
この気持ちは色あせることなどないのだから。

遠距離恋愛の、
様には決していかない。
2度と会えないって、それはないよ。
私が、いつでも、今でも、
そっちへ行けばいいだけの話だろ?

寂しい嘘は、
つかないでね?
それから、待っててね?

行くから。

愛に、行くから。
(誤字じゃなく、想いです)


自由詩 愛に、行くから。 Copyright 秋葉竹 2017-12-24 09:41:47
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