マジックミラー
秋葉竹

あのね雲は、夏空にながれて
白く咲く花は、ささやきにゆれるよ
風は吹くけど、かなしむな
かなしむなと悲しいこころを撫でてくれる。

たこ焼きを食べても、まるでなんだかおすまし顔で
かつおぶし 青のり ソースには注意が必要よ
せっかくつまようじでも、かなしむなというから
健気に首を持ち上げて食べていたのにね。

彼女の横をちいさな無垢が寄り添い
悲喜こもごもな万華鏡を
楽しい未来を見通すマジックミラーに取り替えて
くれている あきらめずに。

でもねその無垢な片目が傷つくと、空っぽな
欲望を待ちわびた残りの片目に、惹かれ
かなしむなかなしむなと撫でてほしくって
こころごとすり寄りたくなる………





自由詩 マジックミラー Copyright 秋葉竹 2017-11-14 05:33:36
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