「立冬二〇一七」 四首
もっぷ

住む場所の変わりて水は甘くなりわれ懐かしむ塩素の匂い


きょうからは花野綴じられ立冬の訪れしこと足から沁みる


旅立った秋を追うことゆるされずこの世の生の切なさ想う


みあげれば東の空はうっすらと黒く霞みて故郷の証し



短歌 「立冬二〇一七」 四首 Copyright もっぷ 2017-11-13 23:32:20
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