Road in Akasaka
番田
新しい仕事が決まり
黒い服の人の群れの入りまじる 地下鉄の
創作的な外資系企業のビルの並んだ駅から歩いていく
新しい街に通いだした 僕がいた
まだ肌寒い朝 立ち止まること無く 僕も
そして スーツを着たサラリーマンと僕は歩いていく
しかしコーヒーショップに入ろうとしては 躊躇している
彼らと どこまで 僕は 歩いていけるのだろうか
見知らぬ角度の日差しと
日差しの差しこんだ この街の セブンの様相
僕の心の そして 夢見がちだった頃を思い出した
階段を降りても まだ テレビ局は僕のことは知らない
死ぬまでにどのくらいの人と テーブルを挟んで しかし
自分ではない 誰かと 僕は会うのだろう
誰かと会えるのだろうか 今週末は だけど
来週も一人ではないのだろうか
自由詩
Road in Akasaka
Copyright
番田
2017-11-13 23:24:15縦