立秋
白糸雅樹

「なんで時が止まったような食べ方を」「だってかき氷だもん冷たい」

蜩の真昼間に鳴く大社ちいさなちいさなもみじわくらば

利根川の岸を洗うばかりにて我を呑み込むこともせぬ波

立秋の陽が背を焼くそのままに尽きることなく話し続けた

小野川のほとりで鰻ほろほろとほどけるからむあとあじのこる


短歌 立秋 Copyright 白糸雅樹 2017-11-11 03:43:19
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