ゆーらりと
星丘涙

ゆーらりと
死のただ中で生きている
明滅するたましい
骸骨が怯えている

カタカタと音を立て
ボルトが緩まり 腐食する身体
錆びついた心に映る闇と光

絶望か諦めか 
すべてを受け入れ
救われた魂は舞い上がる
赦すなら 赦される
決して裁かず
人知を超えた激愛の啓示を待つ

ひかり ひかり 天使の乱舞
嗚呼 心を広くしてください
怒らず 苛立たず 
穏やかな海のように
深く 静かに
そのような者になりたい
幸せは そこに

空気のように見えない
それでいて
なくてはならないのだ
あなたは優しい
どこまでも赦し
広い心で包み込み
見つめる

私の使命は
まだ終わらないようだ
完成されたのなら
すぐにでも旅たつ

骸骨が笑っている
ゆーらりと
死のただ中で生きている





自由詩 ゆーらりと Copyright 星丘涙 2017-11-08 21:41:12
notebook Home 戻る  過去 未来