流れる心
センベイ

私は色の違いを感じとる
形の違いが分かる
棚とたんすは違う種類
あ行とわ行は別の段
あいうえおのあと
かぎをのをはひびきは同じで形が違う
親子丼とオムライスは
別の美味しさ

明日の空と今日の空
今日の顔と未来の顔
くもりの一日虹の瞬間
似通ったものの少しの違いを
意識外で感じている

そんな時気がつく
体が持ち合わせた機能があると
それは私を活かして心の中でスムーズに
時系列をならべ続けた
生きてきた場所 今いるところから
未知の世界 失った記憶にまでおよぶ

心のこもったおくりものと
雑多なインスタント商品だって
私にとったら
何もかもが同じだと思っていた

実はずっと求めていたものは
たった一つしかなかったのかもしれない

私は今日もよろこんでサラダを食べる
よろこんで布団に入る
うれしく散歩に行く
うれいて朝の空を見上げる
何もかも意思によって
私にとってのとくべつ


自由詩 流れる心 Copyright センベイ 2017-11-08 19:55:03
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