深海のプランクトン
吉岡ペペロ

目をつぶると発作に襲われる

しかたがないからデパスを飲む

こんな苦しみのような不安に

誰もがさいなまれているのだとしたら

誰もが静かに降る雪のよう

誰もが深海のプランクトンのよう


ホリエモンには分からないだろう

編集者にも分からないだろう

煙草を吸いにB1にむかう

彼女がスマホで仕事をしている

取り残されるなんて事象はない

つぎはぎだらけでいいじゃないか

それを確かめたくてあらわにしたくて

たとえば死体をバラバラにするのだろうか


目をつぶると発作に襲われる

しかたがないからデパスを飲む

こんな苦しみのような不安に

誰もがさいなまれているのだとしたら

誰もが静かに降る雪のよう

誰もが深海のプランクトンのよう

















自由詩 深海のプランクトン Copyright 吉岡ペペロ 2017-11-02 21:28:55
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