朝は私を
葉leaf



朝は私を愛する
夜は私を憎む
光が刷毛で塗られたような
建物たちの目覚めの脇で
私は昼の欠如に気付く
昼は私をどうするのか
愛しも憎みもしない
ただ太陽に満たされて
私のことなどお構いなしで
朝は私を愛する
すべての感覚で私を包む
夜は私を憎む
すべての情念で私を沈める
昼に私はいない
私は世界から消え去る
朝に私は存在を与えられる
朝の愛によって私は構成される


自由詩 朝は私を Copyright 葉leaf 2017-11-01 04:00:31
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