情熱クローバー
藤鈴呼


情熱って言葉は何となく青臭いよなー
なんて語っている今が青臭かったよなー
なんて思うのは何十年後なんだろうね
その頃私はいるんだろうか

今の情熱ってば何じゃらほいって考えてみたら
目の前に梅飴があったので
例えばこんなことかなって考えて見た

梅飴を舐めるでしょ?
酸っぱいでしょ?
ツバが出るでしょ?
この瞬間に電話が掛かって来たとして
如何に飴の存在を気付かれぬように会話するかって
そういう事に神経を注ぐ時点で疲れるよね

若い頃の情熱ってば単純だったんだ
ボーリング行って ストライクとりたい
真っ直ぐ投げた
カーブなんて 投げる技術が無かったからね
例えばそんな感じで

年ばっか無駄に喰っちまうと
色々 頭ばっかり使っちまうから
素直さがなくなったりも するんだな
本当は 真っ直ぐな球で 良い筈なのにね

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自由詩 情熱クローバー Copyright 藤鈴呼 2017-10-29 11:35:08
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