公民館が笑っている
moote

板は沈まないようだ
どうしてそこに靴があるのだろう
夢が泳いでいる
私は空を飛びもがいている
靴を履かせてくれ
黒が白に力を込めて

草だらけだ
草を二つ用意してよ
そして私を粉々にしてよ
喉が来ると
黒が白に魔物と呼ぶ
見たいようだね

絵って何だろう?
例えば空に星がいることだろうか
身体が水の上で白になってる
床よありがとう
見たまんまのテレビ
美しいね

十円玉が死んでいる
虫のような足音
暗いところで飛ぶ烏
避けよう一つ一つ
触ろう一歩一歩
光は光を触れないから

赤い靴に赤い扉に
どこまで行けば赤は消えるのだろう
歌います草のベランダ
ヨーロッパは沈まないよ
苦しくてもがいている
悩みはこの腹の中

ペットを横切ると
真ん中に白がいて
公民館が笑っている
渡り廊下の残骸に
今日と今日が
私の中でくつろいでいる


自由詩 公民館が笑っている Copyright moote 2017-10-21 13:52:05
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