junk box
空丸

  破壊と創造

あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
なに・・・


   。




                                       。


  0点振動

・・・・・ると書いていると書いていると書いていると書いていると書いてい・・・・・(参照 広瀬正) と書いた。


  空っぽの瓶

その空っぽの瓶には「無」とラベルが貼ってある
そこに私たちは無を見る

その空っぽの瓶には「 」とラベルが貼ってある
そこに私たちは意味を見る

その空っぽの瓶には何も書いていない
そこに私たちは空っぽの瓶を見る


  輪郭

詩を書いたぼくは 詩を書いたぼくで
僕が書いた詩は 僕が書いた詩で
詩を読んだきみは 詩を読んだきみで
君が読んだ詩は 君が読んだ詩で


  ±0

・・・・・fade in・・・・・沈黙・・・・・fade out・・・・・


  *

鏡に映った私ではなく、鏡面そのものが見たいのだ。


  生活

フライパンの柄に手首が付いている


  gift

ある晴れた日の朝
日曜日と自転車一台をここにおいておきます。
あとは皆様にお任せします。


  誤差

あの人の日記にぼくの名前があった。


  詩情

葉が揺れ
雫が落ちる 
   (私のせいではない)


  普段通りの朝

普段通りの朝に「普段通りの朝」とタイトルをつけ、
線路脇の風車小屋を歩く。
雲の流れに音はなく
時刻表通り電車が走る


  猫が通り過ぎる

^-p・@lン hyfげ465 、むhbげdxr 
     *
       *
                     (作者 COCO)


  (シーン3 路上)

「・・・・・・・」
「・・・・・・・・」

     月明かり 猫二匹


  るの視線

回る 回る 回る廻る 廻る廻る廻る転る転る転る転る
転る 回る 回る 登る 登る のぼ る 降る 降る
 降る降る降る降る降る 回る 廻る 転る転る 転る
回るまわるまわるまわる回る回る まわ る 止ま る

                    潮の香りがした

 
  線上の風景

     高層マンションを
     見上げている人がいる

   最上階のベランダから
   飛行機雲を見上げている人がいる

青空を貫く飛行機の窓から
成層圏を見上げている人がいる


  室内

一曲目が終わり
 二曲目が終わり
  三曲目が終わり
   四曲目が終わり
    ・・・・・・・・
 

  穴


右に穴がある
左にも
   ●


  色のない空

排除するな
同化するな

一行あけて喫煙所に立ち寄る。


  詩人とは・・・

詩人とは 詩のあとに「人」が付く


  高く放り投げたボールは・・・




                        ・・・まだ落ちてこない。



  そして・・・

電源を切る。
土が残る。


自由詩 junk box Copyright 空丸 2017-10-21 10:30:31
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