水と水の間
ガト

ひと晩中
雨が降ってる

長い夜を
長い雨が
覆い尽くして

時が
止まったみたい

許すよ

とか

許さないよって秋の会話が
心の中に始まって

私は目の前が水浸しになる

眠ってしまいたい時ほど
眠れない

まぶたを閉じると
涙が押し出される


自由詩 水と水の間 Copyright ガト 2017-10-19 04:53:23
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