贋作
秋葉竹

地球の窓からおおきな満月をみあげ
 チューチューネズミに変身する少女。

  ハイスクールボクだったよる、
  菊子に焦がれて鬼道で殺めた。

 家にはバカ犬がいなかったため、
 空と花にはいち早くソッポむかれた。

  花市場には行けなかったのは、
  あなたとふわふわそら飛んだから。

 青春は二度とゴメンだが、
あなたとならいつでもおーけー。

メガネは月極めで持ち回りおーけー、
月の滝にウソはやさしいだろう。

ところで紙芝居のつくる明るいウソを、
読み間違えた大嫌いなサポーターは、

どこへいくのも地球儀の双肩を担う贋作
握る手の汗はなすりつけ彷徨う友に告ぐ。


笑う筋肉を知っているから、
 いつまでもいつわらない革命バスをまつ。


自由詩 贋作 Copyright 秋葉竹 2017-10-18 21:50:51
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