RE-混沌と継続の中で-
ムウ

立ち上がれない
骨が、肉体が、魂が、叫びを上げている
それでも騒めく木々は、やまない風は、
まだ立ち上がれとでも言うように
木の葉を揺らし、落ちた木の葉を
風は舞い上がらせて

この地に生を受け
呼吸を覚え、言葉を覚え、
知識、体力、己を知る
それでも、生を受ければ限界を迎える
儚く、美しく、帰りゆく、

この地の中へ眠りにつく

終えた後には、新たな始まりが
待ち構えている
繰り返しを僕らは永遠と呼ぶ
終えたことに絶望し
始まることに希望を持ち



混沌と継続の中に



僕らは一喜一憂する


自由詩 RE-混沌と継続の中で- Copyright ムウ 2017-08-22 01:32:22
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