石の器―大原三千院にて―
服部 剛

竹筒からひとすじの糸が――落ちる
石の器の水面みなもに、円は広がり
しじまはあふれる

絶え間なく心に注がれるもの

心のもやに穴を空け
密やかに
わたしをみたす  






自由詩 石の器―大原三千院にて― Copyright 服部 剛 2017-07-30 00:14:39縦
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