僕らは赤い風船になった
水宮うみ


残酷な人たちへとアメ玉を配る

セミに雪だるまを見せてあげる

なにかを掴もうとしながら歩いている

最後の夜君は満天の光を放つ

あなたの変てこな笑い方を思い出す

心が軽い。良い恋をしている


自由詩 僕らは赤い風船になった Copyright 水宮うみ 2017-07-28 12:15:27
notebook Home 戻る  過去 未来